2010年04月30日

歴史から学ぶ?

歴史から学ぶ?

よくここにも書いていますが、ウェブマガジン・あんちーかんちーさんで
毎度毎度、妄想を書かせていただいています。

今回は、島に流れ着いたドイツ人、エドワルドが見た宮古島の風景。
http://akmiyako.ti-da.net/e2849594.html

いつもいろいろな本をひっくり返したり、人に話を聞いたりして
原稿をしあげているのだが、それがまさに自由研究。

エドワルドが日記を書いていて、後に発行された本にそって
いろいろ書いています。

1870年代の宮古島の建物についての文章というのは、
あまり目にした事がなかったので、むさぼり読んでしまった。

訳があやしいのか、それとも原文があやしいのかさだかではないが、
時折、読みにくい。一人で暗号解析しているみたいな気分になる。

百聞は一見にしかず。
ほんと、そうですね。

今回の連載では、宮古島に散り散りになっている写真資料を
編集さんが集めて来てくれた。ありがたや。
60年後の昭和11年に、島をあげて六十年祭の写真も載っている。

エドワルドが流れ着いた138年前は明治6年。
西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允とかが活躍していた時代。
その3年前は「藩閥政治」が始まります
薩摩・長州・土佐・肥前出身者のみ政府や軍の要職につけるっていうヤツです。
あれやこれや幕末の激動が続いている状態ですね。

そして、60年後の昭和11年に宮古で島をあげてのこのお祭り。
3年後には第二次世界大戦が始まります。
4年前にはヒトラー政権が誕生しているし。

ここから何を読み取るかというと、
人は歴史を利用するということですね。
宮古では、たぶん30年祭とかやってないし。ましてや50年祭りも。

138年前の富国強兵が、60年後にしっかりとした形を持ち始めたってことなのかも。

うむむ、いろいろ書いてしまいましたが、世の中は普天間基地問題で
てんやわんや。
ついつい軍事とか戦争について考えてしまいます。
テレビのコメンテーターは若い。歴史家とかつれてきて下さい、と思うわけです。
歴史から学べると思うんだけどなぁ。
















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Posted by 宮国優子 at 15:57│Comments(0)執筆一覧
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