2009年11月04日
どのスイーツになるか
意味がわかりませんよね。ふとしたつぶやきです。
ちょっと頭をもたげてきたので、記しておこうと思います。
ケーキ屋さんに行くのは苦手です。
なぜかというと、どのケーキもおいしそうで選ぶ事ができないからです。
ただの優柔不断なのですが、本当に困ってしまいます。
私にとってスイーツは癒しのようなものです。
ちょっと甘いものでも口に運んで、珈琲をいれて、ゆっくりしたい。
そんなものかなと思います。
私の知り合いの人が
「忙しくしている家族のために、いつでも対応できる忙しくない私がいてもいいと思う」
という内容の事をおっしゃっていました。
その集まりはキャリア系だったので、ちょっと驚きました。でも新鮮に感じたのです。
「ちゃんと自分の持ち場を持っている人だなぁ」と感じたのです。
「足るを知る」という言葉が腑に落ちました。
私のような欲張りは、雑誌一冊でも読むと「欲しい!」と思うものの数は両手に余ります。足の指でも足りないくらい。
素敵な広告を見るたびに、「もっともっと(欲しい)」と思う事の方が多いです。
実際に購入する前にきれいさっぱり忘れてしまうくらいの小さな脳みそで良かったですが。
でも、今日、ふと思いました。
十年前の私は何が欲しかったのか…二十年前の私は?三十年前の私は?
今日、古本屋さんで、自分がインタビューされた本を目にしました。
おもわず立ち読みをしてしまいました。
うちにもあるのですが、当時のこと(病気)を思い出すのが辛くて、本棚の奥にしまい込んである本です。
その本は「東京の沖縄人」という本で、16人の若者がいろいろインタビューを受けています。
私の場合は1995年と2001年に取材されたもので、二つのインタビューが載っています。
当時は沖縄の雑誌の連載でした。
http://book.akahoshitakuya.com/b/4899820372
その中の私は1995年には嬉々としてアホな事を喋っています。
薄っぺらいかもしれないけど、生き生きとしていました。自分でもびっくりしました。
そして2001年には神妙なことを喋っています。恥ずかしいくらいです。
ルポとエッセイの真ん中のような本で、ライターが取材される側に肩入れして書いている様子がわかると思います。実際、ライターの方とは家も近かったので随分遊びました。
なので、いつも酔っぱらってしょーもないことを喋っていた気がします。
話がそれてしまいましたが、先に書いた知り合いの人はケーキ屋さんに行ったら、必ずあるショートケーキのような人だと思いました。安定感からいくと。
私はそれに比べ、なんて落ち着きのない成熟しない人間なんだろうと思ったのでした。
でもこの成熟しなさ加減が自分だとしたら、季節のパイくらいにはなれるように頑張ろう、とつくづく思ったのでした。
今日はなんだか考えるモードです。まー、たいしたことは考えていないんですけどね(笑
Posted by 宮国優子 at 22:36│Comments(0)
│日常閑話
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