2010年01月09日

休みにはテレビ

休みにはテレビ

「知る楽 仕事学のすすめ」(NHK教育テレビ)でアート・ディレクターで
佐藤可士和さんのインタビュー番組を連続で見た。
なかなかおもしろかった。とてもヒントになることが満載でした。

関係ないけど、整理整頓の大事さを思い知らされてたりして。
つい人生の計画まで考えてしまう。いい感じで年齢を重ねているんだな、佐藤さん。
お子さんができて、また新境地ってかんじだ。

昨日、久しぶりに社団法人立ち上げメンバーらと渋谷で深夜に打ち合わせ。
おもしろいアイデアも出てくるし、事務的作業の段取りをいろいろ話す。
メンバーの若い人達は頭も良くて、宮古出身者の東京一世も現代化しているんだなぁ。

昔の東京一世は、大きくわけてふたつ。
国費留学生と(そう、まだ沖縄はパスポートが必要だった)進学者の人達と
集団就職の人達。
成功者は飲食業や金融業などのビジネスパターンと
医者や大学教授のインテリパターンくらいしか思いつかない。

一応、沖縄はITのメッカにしようと国がお金をたんまりくれたけど、
若い人達にちゃんとつながっただろうか、とも考えてしまいます。

今の補助金の問題は、地元にとって何が問題かとうのは、
去年宮古に行った時に痛切に感じた。
若手まで職業もお金もわたっていってない。
かといって、小さなビジネスを支援するプログラムも機能していない。
銀行はお金を貸してくれない。

せめてベーシックインカムでいいと思う。特に島は
見栄をはらなければ、人が人らしく生きていけるはず。
稼ぎたい人はどんどん頑張ればいいけど、みんながみんなそうじゃない。

暮らしを大事にするってことは、贅沢ではないのだから。

そこで、現代の東京一世である私たちも島と東京を行ったり来たりして
仕事を模索していい時期にきていると思う。

年配の方が前に言っていた。
「島に帰れない。もう居場所がないし、島に行っても食べて行けないかもしれない」

故郷で生活保護をもらうということを念頭におかず、
「島のためになる人材でもない自分」は内地でさまよっているのだと
衝撃を受けた。

あんまりお金や体力がなくても、いつでも帰れる島であってほしい。
なんて、思う。



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Posted by 宮国優子 at 21:19│Comments(0)日常閑話
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