2010年05月17日

住めば宮古

住めば宮古

今日は新宿で天野誠さんにお会いした。
http://ameblo.jp/amanoviolinschool/
えーと、私はなんだかにやけています。

東京から移住した天野さんは、宮古ジュニアオーケストラ創設メンバーです。
http://miyako3892.ti-da.net/e2841114.html

7月に26日に東京の武蔵野市民文化会館でコンサートがある。
そのために東京と宮古を行ったり来たりされている天野さん。
話の中で何度も何度も「宮古の子どもたちはかわいい」と破顔になる。
本当にありがたいことだ。私の知る移住者の人は本当に素敵な人ばかりです。

今日は「くま・かま」の松谷さんと3人であーでもないこーでもない、と
宮古島について語りまくりました。
私たちが宮古を離れて感じたこと、天野さんが宮古に移住して感じたこと。

東京人で在宮古の天野さんと、宮古人で在東京の私たちは
ある意味とても理解がしやすい。
宮古と東京、どちらの生活も大好きな三人なのです。

「住めば都」と「住めば宮古」。

天野さんの琉球新報のエッセイが読めるアドレスです。
なんだか心に響いてたまらない。
http://ameblo.jp/amanoviolinschool/theme-10019073973.html

そのなかの一節を紹介したい。
私は天野さんのこのような優しい目線が大好きなのだ。


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当初はいずれ東京など大都会に旅立っていく中高生に強い気持ちを育てるべく、
「それじゃあ『東京』ではやっていけないぞ。」と厳しく指導することもあった。
しかし子供達の心の深い優しさに触れていくうちに言葉を付け加えるようになった。
「君の中にある『沖縄』的な素晴らしさ、こころねとそこから生まれるその音色を
これからも大切にしなさい。『東京』に行ってそれを皆に誇りなさい。」
子供達が私達を成長させてくれたのだ。

詩人・哲学者の山尾三省は、九九年の琉球大学での集中講義で、
この感動を端的に述べてくれている。
曰く、西欧技術文明に代表される一時も立ち止まらない「進歩する文明の時間」(=東京の時間)と、
大自然の時の流れのように人の心を大切にする「循環(回帰)する時間」(=沖縄の時間)という
二つの時間の相があり、これらの調和が、この国の次世代のもっとも重要なテーマになるだろうと。

子供達を「沖縄」で育てて、その素晴らしさを「東京」に輸出する時代が来たのだ。
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天野さん、本当にありがとうございます。
5年前ほど前、自由が丘で取材させていただいた時の初夏の風を
昨日のことのように思い出します。

「宮古に住みたいなぁ」そう笑って言った天野さんは数ヶ月後、
本当に宮古に移住されたんだよなぁ。







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Posted by 宮国優子 at 20:16│Comments(0)取材関係
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