2012年02月06日

勇気のある人は美しい人




貧困女子っていうのをテレビでやってました。

私が視聴したのは、上のyoutubeのではないですが、
内容はその説明と、実際の貧困女子のミニドキュメンタリー
のような番組内容でした。

その番組によると、手取り収入-家賃=84,999円以下を
貧困女子と言うそうです。
あくまで東京の場合です。全国的にはもっと低いようです。
要は生活保護をもらう人より少ないお金で生活している
独身女子の事らしいです。

まぁ、なんでも女子つければ良いってもんじゃないと思いますが。

ツイッターや掲示板を見ていると、司会者やコメンテーターの
コメントがお気楽すぎて炎上のネタになりそうです。
人ごとながら心配に。
お金持ちの人たち(司会者やコメンテーター)が
いろいろ言うなんておかしい!とのこと。

「こういう人が増えると僕たちの年金が困る」って、
コメントするなんて反感買いますね、たぶん。

もうちょっと掘り下げて、なぜそうなのか、そしてどうなるのか、
どうしたらもっと良くなるのか、幸福とは何か、貧困との関係性は?とか、
もう少し分析したコメントが見たかったです。
ちなみに、宮古の誇り、友利新さんもご出演でした。
優しいコメントでした。

でも、こういうことを取り上げるだけましだと思います。
擁護する気はないんですが、芸能人は顔を売っているかわりに、
プライバシーも売っているようなものですから
その必要経費かとも思います。

まぁ、それましたが、貧困女子ってアレですよね。
数年前のワーキングプアの話の流れで。
しかし、今日の女子たちはたくましかった。。。
エールを送りたいです。

せめて貧困じゃなくて「清貧」という枠に当てはめて欲しいです。
好きなことをやって、お給料が少なくても知恵と体力を使って
生活している。すがすがしいお姿でした。

でも、宮古は結構そういう人は意外と多いんじゃないかと思います。
低賃金でも幸せに暮らしていたり、充実していたりする人。
チャップリンも言ってるしなー。

人生に必要なものは、勇気と想像力とほんの少しのお金だ。
【チャールズ チャップリン(Charles Chaplin)】

ところで、宮古では生活保護のことを「福祉をもらう」と言いますね。
そう、もらうものなんだと思います。
権利でもあるけど、義務を果たしてなんぼという観点もあります。

ある福祉関係のひとから聞いた話ですが、生活保護は連鎖するそうです。
親が生活保護をもらって、働く意志を見せないと、
子供もその方が得策って思うらしいです。
当然と言えば、当然です。

実際、宮古の生活保護率は驚きます。
「本当に助けを必要としている人が適正に受けられるようにしなければならない」
と市としてはコメントしていますが、他の自治体と比べたら
財政を圧迫していますね。
http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=1286&continue=on

それから、宮古は移住の方も多いのですが、
こういう話もちらほら聞くのです。
http://www.miyacojima.com/keikaku/vol046.htm

>住民票を宮古島に移し、生活保護を貰う手続きをしているのだ。
>それと同時に、移住してきても住民票を写さない。
>住民税も払わないから、宮古島は人口が増えても、
>あまり税金が増えないのが現状なのだ。
>宮古島に憧れ来たものの、仕事も無く、あっても低賃金なので
>考え付いたことなのだろうが、これではあまりにもひどいやり方で、
>近所や回りの人たち、それに携わっている人たちが頭を抱えているのだ。

狭い島でこんな事を書くのは、とても勇気が要ることだと思います。
でも、やっぱりおかしいことはおかしいって言わなきゃ、いけない。
勇気のある人は美しいですね。

無理矢理まとめるんですが、
テレビに出ていた貧困と呼ばれていた女子も
宮古のことを真剣に考えて苦言を呈する人も
私の目からは美しい人なのです。



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Posted by 宮国優子 at 02:56│Comments(7)日常閑話
この記事へのコメント
こんにちは。

宮古島の財政問題や諸々の問題は、
議員や公務員の質の問題の方が大きいと思いますよ。

でも身内や親せき、仕事関係等々、
身近な人にかならず”関係者”が存在するので

もしそれを指摘すると自分にも不利益になるので
誰も勇気をもってそれを言わない...

でもそういう昔からの”悪しき馴れ合い”をつづけてる限り
未来がないという遠い話でなく
”あと何年もつのか?”という感じになってるんじゃないですかね?

でも一般市民は
誰も危機感ないようなのが怖いです。。

宮国さんには”物書き”の仕事を生業としておられるのなら
ぜひともそういう”言いにくい”ことにも
たとえ関係者が身近にいようとも、
目をつぶらずに勇気をもって言ってもらいたいと思っています。
Posted by 憂島人 at 2012年02月06日 10:14
憂島人さん、貴重なご意見ありがとうございます。

確かに「あと何年持つか」というのは
実際どの自治体も一緒でしょうね。
特に宮古をはじめ地方の行政主導は勢いが不透明ですね。

私自身「悪しき馴れ合い」の現場を実際に見たことがないのですが、
憂島人さんが感じているので、無くはないでしょう。
質の問題も「人によって千差万別なのかな」と思います。
組織の質なのか、個人の質なのか、判断が難しいと思っています。

また公職の方々は大目標が「市民の幸せ」なので、
ゴールも途中経過も見えづらい仕事なのではないでしょうか。

そこは差し引いて考えても何か問題があれば
市民とともに考え改善していくのが一番良い方向だと思います。
そういうモデル地域になってほしいくらいです。

宮古の人の歯に衣着せぬ発言はその光があるかも。
でも、お書きになっているように「不利益」もあると思いますから
無記名でも発言を採用するようにするといいかもしれません。

宮古の一般市民も生活の方がいっぱいいっぱいで
考えが及ばないという人が多数かと感じています。
鶏が先か卵が先かという気もしています。
関心がない、情報がないと意見すら交わせないのですから。
そして行政主導におのずと傾いていくんでしょう。

今回のことは、実際、私が夜逃げした移住者の若者を
知っていて、生活保護申請の場面を知っているので
感じたことを書きました。

ですから、議員や公務員のことなど、まだ自分が知らないことや
感じていないことを書くのは僭越だと思っています。
まずは知ることから始めたいと思います。

長くなりました。書いていて、改めて考えることができました。
ありがとうございました。
Posted by 宮国優子宮国優子 at 2012年02月06日 13:55
こんにちは(^-^)

大阪のとある駅前の喫茶店から書き込みしています。宮国さんのブログは私もタイムリーに思う内容ばかり、書き込み長くなるので、今回は、我慢?してかいつまんで書き込みさせて頂きます(笑)

私はこの番組は見ていませんが、『お金が無いから子供が産めない!』という女子には大勢逢っています。
でも、不思議ですね?昔は子沢山、果たして金があったのか…?子沢山だった方々のお金の苦労の話は耳にしますが、『金が無いから子供が云々…』は聴いた事がないきがします。

でも、さかのぼれば、貧しさから間引きされた子供たちの歴史があります。
それと、現代の貧困女子の方々のお金が無いから子供が云々…は同じなのだろうか…?
考えさせられるブログ内容です。

それから、コメントの方の公務員の馴れ合いも私は目撃者なので、よぉ~く理解できます。そういえば、昨日、大阪の寄席で新作落語で、ぜんざい屋が国営だったらというのがありました。最後のオチはというと、主人公がやっと、ぜんざいにありつけるのですが、肝心の汁が無い、で、文句を言うと公務員が『甘い汁は先に吸ってあります。』というオチでした…。
Posted by 三河の嫁 at 2012年02月07日 16:14
こんばんは、三河の嫁さん。

大阪ですか〜、いいですねぇ。大阪の喫茶店は関東とちがった風情が
あるので、好きです。
加えて、タイムリーとは良かったです!

お金がないから産めないっていうのは良く聞きますね。
でもマスコミが言う「こども一人一億円」とか聞くとそう思うでしょうね。
そんなこと言ったらうちはどうなるんだぁ〜と叫びたいです。

間引きの話は悲しいですが、結構最近といえば、最近。
現代は、一見分かりにくいけど、同じような構図なのでしょうかね。

「公務員の馴れ合い」はたぶん身近で見ているとつらいものが
あると思います。
「公務員はお上なんだから、クビがないんだから、しっかりせぃっ」
ってことなんでしょう。

民間企業では、派遣社員と正社員とかパートとか、
雇用形態が多様化したからこそ
顕在化している諸問題があります。
そういうことが議員や公務員の皆さんはピンとこないから、
発言に甘えが現れるんでしょうか。

私の周りの公職の人は、身を削って働いているので、
いっしょくたにされるのはかわいそうだなぁと思います。
もちろん移住者の方も同じ。
まじめな?移住者の皆さんが苦い思いをされているのは
ハタで見ててつらいです。

あぁ私も長くなりました。。。落語みたいに話せればいいのに〜。
Posted by 宮国優子宮国優子 at 2012年02月07日 22:09
こんにちは(^^)

お返事ありがとうございます。
私は長文、大歓迎なのですが、、、最近まで親しくやりとりしていたブロガーさんが実は長文への返事が苦痛だったようで、、、(泣き)
私は長文、普通なのですがね。。。

しかも、そのブロガーさん、よほど、私の長文が嫌だったようで「私のブログは内地に在住の身内への近況報告で立ち上げました」と言い出す始末。
はい、どうもスミマセン!お身内への語らいの場にお邪魔しまして・・・!

私も押し付けは嫌んおで、長文大丈夫ですか?と確認はしていますが・・・。
それにしても、発信が多い世の中ですね?
皆、使いこなせていない。

江戸時代の早馬を走らせてまでも文(ふみ)をやり取りする時代のほうが、精神は豊かだったかも・・・と思います。

(大阪を去った翌日、大阪が横殴りの大雪でした。1日ずれていたら帰宅できなかったかも、横殴りの雪の映像、真横に吹雪く景色を初めて見ました。)

風邪とノロウィルスが猛威をふるっていますね。
お互い、気をつけませう(^^)/""
Posted by 三河の嫁 at 2012年02月10日 17:24
こんにちは。
すぐ書こうかと思いつつ、いつも長文になるので、遅いです、笑。すいません。

ブログの立ち位置って難しいですよね。
そのブロガーさんはメール配信にした方が良かったかもしれませんが、受け取る相手はメールができないとかね。送り手と受け手のITリテラシーの差は大きいし、スペックも難しいものがあるかもしれないですしね。
人によっては乗りこなせない一輪車みたいなものでしょうか。
スペックに関して言えば、私は国産の携帯電話が苦手です。携帯からブログ更新やコメントなんか絶対無理!
機械って脳みその種類が関係するのかも。

ちなみにうちは、母にはソフトバンクのメールで写真が送れる写真立てにしてます。
母は文章は読まないと思うので、報告は電話です。ホワイトプランで。
まぁ、私の声よりも孫の声がききたいし、成長する姿が見たいんでしょうし。

今日、ちょっといいなぁと思った記事がありまして、ジャーナリストの津田大介さんのインタビューで
「ツイッターは「公私混同」のメディア」と発言されていました。(Grazia グラツィア3月号)

「パブリックな情報発信もすれば、友達とも冗談を言い合ったりする。公私のグラデーションの中に面白さがあるので、公の場所だとわかったうえでいかにうまく私を混同するか、それをわきまえているのがネットで情報発信することが大人かな、と思います」(全文ママ)

なんだかハッとしました。
それに、今まで私にとっては、宮古ふつがプライベートで、標準語が公でしたが、そうでもなくなってきているのも関係しているのですが。

まぁブログでまとめて書くような内容でしたね、笑。いろいろ考えることがあったので、、、やっぱり書いちゃいました。そちらもお体にお気をつけて〜〜〜♪
Posted by 宮国優子宮国優子 at 2012年02月13日 12:11
宮国さんのこのコメント、
今読みました。ありがとうございます。
パソコンには、このコメントの表示が出ないですね。
今、スマホから見て、気が付きました。

いつも、キチンとお返事ありがとうございます。

コミュニケーションツールは進化すれど、いずれにしても、それを扱う側のレベルが問われますね(^-^)
Posted by 三河の嫁さん at 2012年05月10日 17:33
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