2013年11月07日
ニーチェとエリザベスとエドワルド
読書の秋。いや、なんか寒いから冬眠しそうです。
友達が貸してくれた「座右のニーチェ」。すごく面白くて一気に読んだ。
同じの買って、寝床で読み直したいです。
それからmacの画面には、エリザベス・ギルバートさん。
興味深く読んでいるイケダハヤトさんのブログがあって、そこで紹介されてました。
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/4539
エリザベス・ギルバートさんのスピーチを聞きながら、本との共通点を勝手に感じてしまいました。
彼女は世界で800万部売れた「食べて、祈って、恋をして」の著者です。いや〜魅力的な人だ〜。
で、ふと、思ったことは宮古の空気感はルネッサンス以前な気がしてくる。
最近はFBでアップされる写真がとてもプリミティブ、原始の輝きを放っている。
自堕落な妖精や神様がたくさん住んでいるような気がする。
ふと、数年前に書かせていただいていた「思えば宮古」を思い出しました。
http://akmiyako.ti-da.net/c137909.html
1873年にドイツ商船が宮古島で座礁した実際のお話をもとに書いていました。
そのロベルトソン号の船長のエドワルドがドイツに戻ってから、新聞に当時の様子を書いて大人気を博しました。
今は日本語訳で本もあります。旧上野村がつくったものなんですが、ほんとグッジョブです。
偶然なんだけど、ニーチェは1844年10月15日生まれ。
そのロベルトソン号の事件当時は二十九歳。
ニーチェが後世に残る長い評論を書き始めた年齢です。
ニーチェはその頃、
「神、真理、理性、価値、権力、自我などの既存の概念を逆説とも思える強靭な論理で解釈しなおし、悲劇的認識、デカダンス、ニヒリズム、ルサンチマン、超人、永劫回帰、力への意志などの独自の概念によって新たな思想を生みだした。」by wiki
ロベルトソン号の船長エドワルドは本の一番最後こう結んでいた。
うろおぼえなので、内容だけですが。
「この島の人は特に私たちがもつような宗教を持っていないようだ。だが、この優しさは宗教で教えといているものだ」
外に出ていたエドワルドも、ヨーロッパを点々としていたニーチェも、同時期に何か不可思議なアニミズムをかんじていたのだろう。
不思議な偶然。ちょうど140年後に私がそれを読んでいる。
うーん、がんばろう、いろいろと。
妖精か神様かわからんけど、きっと英知はどこからかやってくるんだろうな。
と、エリザベスさんに影響を受けてみる、笑。
宮古の神様、たまには東京出張してほしいものです。
Posted by 宮国優子 at 00:58│Comments(1)
│日常閑話
この記事へのコメント
優子さん、こんにちは
「座右のニーチェ」
面白そうな本ですね。
(その昔、大学時代はニーチェにはまった時期もあったなあ)
ところで、「55000分の1。Yさんのこと。 」で
書かれていた美和さんが、今度CDを出して、
12月7日に記念ライブをやりますよ。
「座右のニーチェ」
面白そうな本ですね。
(その昔、大学時代はニーチェにはまった時期もあったなあ)
ところで、「55000分の1。Yさんのこと。 」で
書かれていた美和さんが、今度CDを出して、
12月7日に記念ライブをやりますよ。
Posted by ぶらぶら猫 at 2013年11月23日 08:40
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