2015年07月19日
島に住む友達001
*写真は一年前の辺野古の海です。
久しぶりに島の友人が連絡してきた。
島の同級生と書くと、少ないように感じるかもしれませんが、
私たちの時代は、高校までの同級生を含めると700人くらいいます。
彼女とは、小中高の同級生で、いつも社会問題や政治の話をするわけではない。
でも、たぶん話せば意見は近い。
そんな彼女が、今回はその分野について、珍しく踏み込んできた。
昔から見た目も可愛い友人。
当然、モテモテだった。ホスピタリティもピカイチ。
にこやかな外見とはちがって、内面は、非常にしっかりした人で、
自分に厳しく、本当に大事なものは何か、見極めて答えを出す人だ。
与えられた環境で、一生懸命働き、考え、おかしいことはおかしい、
と、きちんと主張する。
自分なりの答えをいつも出そうとする意欲的な彼女の生き方は、
本当の意味でクリエイティブだと思う。
ものの考え方がとてもフラット。
子どもたちは非常にその部分を継承していて、
宮古らしい魅力であふれている。
こういう子どもたちが宮古にはたくさんいるなぁ、と思う。
ローカリティあふれるのに、オープンマインドなので、
グローバリズムとも相性がいい。
英語はたどたどしいけど、コミュ力は最強。
日常的に優しい目線が、ホスピタリティと結びついている。
友人に話を戻すと。
彼女の人生は、途中までは非常に宮古昭和的。
モテモテだったので、身近な宮古の男の人と結婚して、子どもも複数もうけた。
ここまでは、宮古のステロタイプだ。
だけど、ここからは平成的なのか。
宮古によくある家庭成立条件に長らく我慢。
しかし、数年前、静かに三行半を叩き付けた。
専門職で、職業婦人(!)だからできる、という側面もあるかもしれない。
わかりやすいのが、この環境はもう自分も嫌だし、
彼を含めた日常生活は子どもたちにも良くない、という判断だったらしい。
でも、こどもの父親にも子どもたちを積極的に会わせている。
自分は会ってないらしいが。
その度に、いろいろ問題はあるけど、それでも会わせている。
長い目で見て。子どもたちにプラスだろうと考えているからだろう。
ロジックはいらなくて、カンと経験で彼女の行動は支えられている。
宮古では離婚したからといって、悲壮感はあまりない。
笑顔で「あたしは嫌いだけど、父親は彼だからね!」
という感じなのだ。
その尊重の仕方は潔くて、私は大好きだ。
いや、もともと、とても精神的に自立したたくましい人なのかもしれない。
でも、勿論、万事うまくいっているわけでもなく、そのたびに暴れてます。
ひとしきり、暴れて、また再スタートする。
私の宮古の友人はそんな人が多い。
連絡を頻繁にとっていなくても、お互いが絶対的な味方であることに変わりない。
男女含めて、そんなドゥス(友達)が多いことが私の一番の自慢です。
この先、もっと長くなるので、また明日・・・。
そのために辺野古の写真をあさってきたのに、笑。
Posted by 宮国優子 at 17:18│Comments(0)
│日常閑話
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