絵は今日も大英博物館。すでぃがぷぅ。
三日坊主にならなくて済みそうです、宮国です。
毎日、少しずつバージョンアップしていきたいです。
微差でも、毎日続ければ、上澄みがあるはず。
タイトルの末尾に日付を入れてみました。
さて、昨日は「今年はスコーレ元年にする」と書きました。
復習です。自主練、笑。
「スコーレ」とは、今日の”スクール”の語源となるギリシャ語です。 学び、遊び、余暇という、3つの異なった意味を、たった一言で表す言葉です。 今から二千数百年前、当時のギリシャ人たちが、この言葉に込めた思想は、彼らの幸福感の中心をなす哲学であり、それを実現する上での優れた生活習慣、それが「スコーレ」であったのです。
自分でも忘れていました。やっぱ、人間簡単に忘れるもんだな。
スコーレ、とは、まぁ、幸せにどうやったらなるか、ってことかもしれません。
生活習慣という言葉まで使っているので、そこを宮古的に深掘りしてみたいと思います。
生活には言葉は欠かせません。そして、島の哲学も。
題して、宮古3大マジックワード。
すでぃがぷぅ
かなす
あんたがわかるさ
です。
これは、実は何度もお伝えしてるのですが、思い出したように何度か書きたいと思うのです。
「すでぃがぷぅ」は諸説あります。宮古得意の破裂音!
すでぃがふぅ、とも言います。
とりあえずググってみたら、2つ出てきました。
うおっ、知り合いばかり、笑。
まずは、
FBの「スケッチ・オブ・ミャーク」の文言。
プロデューサーの久保田さんは、もう何年のおつきあいになるだろうか。
いつも励ましてくださる。
そして、そのおおもとが、菜の花さんの投稿でした。
菜の花さんは、知る人ぞ知る、です。
年に数回お会いして、元気を頂いています。
会うと、なんだか、涙がボロボロ出たり、大笑い。
その親友の松谷さんが中心になって出版された
「くまから・かまから」の掲示板の一言です。
全文は掲載しませんが、ご興味のある方はぜひ。
*****引用ここから*******
私も「すでぃがふー(有り難うございます)」との言葉を知ったのは数年前です。
名古屋出身の方でこの掲示板でも御馴染だった、今は亡き「んみゃーちおじさん(ハンドルネーム)」に教えていただきました。
宮古島で生まれ育っても、何も知らないということですね。
伊良部島の古い方言とのことでしたが、島のお年寄りに訊ねるともう死語に近いということでした。
大切な宮古方言が知られることなく消えていく危機を感じたものです。
「すでぃがふー」はネフスキーの「宮古方言ノート」(下巻P184)にも載っています。
方言ノートには「たんでぃがたんでぃ」(下巻P284)も載っていて、やはり「有り難う」の意です。
この二つとも「有り難う」の意で使われていたとしたら
ネフスキーが来島した時代にはこの二つの言葉は使い分けられていた?!
私的に解釈すれば
宮古では「たんでぃ」は「なにとぞ」や「申し訳ありません」などお願いや謝罪するときに使います。
そういったことからも「たんでぃがたんでぃ」は「どうもすみませんね~」や「どうも」の(軽い)感謝の意味にもとれます。
「すでぃがふー」は(はっきりとした語源がわかりません。すみません^^;)
すでぃ=孵 がふー=果報だとしたら
「孵」は「まっさらなもの・清らかなもの」にもとれることから
純粋な深い感謝を表すものであるようにも思えます。あくまでも私的な考えですが・・・
*********引用ここまで*******
ありがとう、は、メタモルフォーゼなんですね。
そして、ありがとう、という言葉は、必ず人がいる。もしくは、相手がいる。自然とか神とか動物でも、なんなら物やら思い出でも良いと思います。
感謝をすることは、生まれ変わるようなことなんですね。
私は、この言葉を口にだすたびに、身のうちがふるえます。
「あなたがいてよかった」
そういう言葉でもあると思うのです。
漱石風に「月がきれいですね」ばりの、宮古の珠玉の言葉ではないかと思います。
それがタイトルの「実際に人に会うことの良さ」につながるのだと思います。
うわわ、時間になりました。
明日は、その続きを書きますね。ちなみに、今日は誕生日でした。
産まれてこれて、すでぃがぷぅ。
母に、父に、そして、ひとりも欠けてはいけない先祖に、宮古の自然に。
すでぃがぷぅ。